バナナの正しい食しかた。

「わたしたち、いつものことだけど、 バナナは両端から一緒に食(くら)いつくのよ」 いつもではありませんが、 わたしたちもたまにやっております。 「別段慌てて食べる必要はないけど、 少しずつ口の中で噛んでいくうちに、 当然真ん中まで来るわね」 師匠…

鮎の塩焼きと「若鮎」と

暑い日だった。 「暑いわねえっ」 師匠からの電話だった。 はい。 暑いです。 わたし、溶けてました。 「じゃあさ、今度鮎の塩焼き食べに行かないこと」 わっ、うれしい。 わたし鮎の塩焼き大好きなんです。 「彼がね、鮎を食べて、塩焼き食べて、 そのあと…

子供の名前を決めました!

「楓子ちゃん、わたしたちね、決めたのよ」 いつものことだが、師匠の話には主格がない。 「真理子か、百合子にするつもり…」 まだ見えてこない。 ペットでも飼うのかしらと思ったり。 「彼がね、子供を作ろうと云うの」 「…はいっ?」 「ぽかんとした顔しな…

彼が絵を描き始めた…

楓子さん、お久しぶり。 お変わりないですか。 あなたも、恋人も。 というなんだかお手紙風なメールが師匠から届きました。 こうなると気になるから電話しちゃいます。 なにしろ師匠は長いラインでのやり取りがあまりお好きでないみたい。 というか、自信が…

ヒゲって、どうなの。

気候が緩んできて、 久しぶりに師匠から連絡があった。 「ごめんね。春一番みたいで…」 と、いつもと変わらぬ元気な声で安心した。 1か月ぶりくらいかな。 突然「わたしの彼の顔、覚えてる?」 と突然云う。 師匠の彼って、師匠と食事したときなんどか同席…

女性の「立ちション」の件

少し前のことになりますが、 師匠が「女性の立ちション」のことを話してくれました。 しばらく会ってなかったので、 先日お会いしたとき 「そういえばこの間、お話しされた…」と水を向けますと、 顔色がバーッと晴れやかになり、 「そうそう。云うの忘れてた…

オシッコの話です。 師匠と話をしていて、 こんな話になりました。 「そういえばさ楓子さん、あなたって 女性が立ちションしてるところ、 見たことある?」 ええっ、立ちションって、どういうことですか。 ふつうわたしたち便器に腰かけてしますよね。 意味…

彼がギックリ腰! わあ、セックスできない…。

彼がぎっくり腰になりました。 このところ二人とも忙しく、なかなか会う時間が取れなくて、 やっと3週間ぶりのデートというそのお昼ですよ、 「腰をやられてしまった…」と彼から電話。 (え、ギックリ腰なんて、筋肉痛だから、やれるでしょ) 「いやいや、…

やりましたよ、渡部先輩! 多目的ルーム初体験。

前から気になっていて、 「あそこなら何とか使えそう…」 と、 思っていたら、大先輩の渡部さんが ちゃんと使っていた。 それも日常的に…。 渡部先輩は有名人なので、 メディアで大々的に書き立てられたから、 わたしたちが「では、後塵を拝して」などとやれ…

わたしの中の彼が…。

「あなた、すごいことよ。それって楓子さん」 師匠が大きな声を出しました。 わたしと彼はホテルのお風呂場であることをしました。 その報告を聞いた師匠の反応はわたしの想像を超えておりました。 「それってね、阿部定と吉さんを越えたのよ」 凄いことのよ…

後ろから、して!

お風呂に入っていて、 いつものようにわたしの身体を洗っていた彼が 突然云いました。 「さて、いま、何本かな?」 指の話です。 彼はわたしのアナルに指を入れて いつもボディソープで洗ってくれるのです。 1本ならこんな質問しないし、 5本も入っていた…

オルガスムスのお勉強をしましたよ。

師匠から借りたオルガスムスの本を、 一気読みしました。 いやあ、面白かったですね。 オルガスムスって12秒くらい持続するって 書いてありますが、 へーっ、そうなんだって感じです。 わたしもそのときは「死んじゃう」だとか 「行く」だとか「倒れちゃう…

オルガスムスのこと

最近、師匠はこんな本を読んだと云います。 『オルガスムスのウソ』 文庫本で、著者を女性だと思っていたらしんです。 「だってね、筋の展開が男目線の「セックスの常識」を たたきつぶしにかかっているのよ。 でも、訳者のあとがきを読んだら、 著者はドイ…

今回は「行く」と云う話の前振りです。

「わたし、最近、前に指が入っているのか 後ろに入っているのか、時々わからなくなるんです」 師匠にそう云ったら、 「そういうものよ」とあっさり返事か返ってきた。 「だいたいね、女性が行くというとき、 男どもは『ヴァギナで行くのが本道だ』と云うのよ…

「映画館でね、彼がね…」 師匠が、含み笑いをこらえながら云うんです。 どうも、映画館で上映中に、したらしい。 それって、いつのことですか? この質問には答えが返ってきませんでした。 「一番後ろの席の真ん中あたりに座ってね」 と師匠が続けます。 「…

あら、やだ。壊しちゃった!

「大変。壊れちゃった」 どうしていいのかわからなかったので、 師匠に電話しました。 「ばかね。形あるものいつかは壊れるわ。 自然の摂理よ」 さすが師匠。云うことが深い。 生あるものが死ぬのは自然の摂理だと思っていたけど、 人工的なものだって、いつ…

彼の顔にオシッコを!

こないだね、と師匠が云った。 「彼の顔をまたいで、あそこを彼の鼻と口に押し付けたの」 あら、やらしい。 シックスナインの変形でもないし、 要するに彼にあそこを嘗めさせて、 しかも自分が場所や圧や速度をコントロールしたんですね。 師匠、やりますわ…

このホクロ、なんだかやらしいです。

気になっておりました。 わたしのあそこにホクロがあるんです。 彼がとうとう気づきました。 当たり前です。 あれだけふたりで、嘗めあっていたら、 わからないのが不思議です。 「おやおや。こんなところにホクロがあるぞ」 彼って冗談のように云うんです。…

乳牛(ちちうし)って、素敵!

後ろからしていて、 あんまり気持ちがいいのでそのままベッドから降りて、 ふと見ると、鏡がありました。 わあっ、いやらしい。 わたしの背後に彼がいて、わたしは気持ちよさそうな表情で…。 これって、恍惚というんでしょうね。 この日は服を脱がないままに…

えっ、そろそろ上級に…?

ロシアとウクライナが戦争始めました。 海の向こうで戦争が始まる…と云う小説がありましたね。 遠い世界の話、みたいに思えます。 でも、 師匠からお墨付きをいただいたんですよ。 「そろそろわたしたちに追いついてきたんじゃないのかな」 えっ。 畏れ多く…

寅年です。今年もSМに邁進!

感染症は嫌ですね。 たとえ愛する相手であっても、 触れ合えないことがあるんです。 師匠とわたしでも、そうです。 わたしのテーマは「愛は触れ合い」で、 ちゃんと韻を踏んでいるのですが 触れ合いのない愛は愛ではない。 テレビコマーシャルではありません…

えっ。拳固が、入っちゃうんですか!?

師匠と二人でAVを見ていた時のことです。 女性が下半身をさらけ出しておりました。 そこに男性の腕が伸びてきて、 女性のあそこに、ぐちゃぐちゃと潤滑油を塗るのですが、 ここまではよくある場面ですね。 その後です。 男性は、指を入れるかと思ったら、 え…

犬を飼う

飼うって書きましたが、 わたしが犬を飼うということではありません。 もちろん、いまも飼ってはおりません。 先日、友人を訪ねたら、彼女小型犬を飼い始めていて、 そのワンちゃんがソファに座ったわたしにじゃれついてきて、 それで、わたしのふくらはぎを…

夢の中でもセックスしてるんです、わたし

師匠の彼から寂しいという電話をもらったとき、 「なんだ。年甲斐もなく」なんて心の中では呟いていたわたし。 でも、ひとを笑わば穴2つ…違った。 ひとを呪わば穴2つだった。 でも、わたしは師匠の彼を呪ったりはしませんでしたから この場合は「他山の石…

生木を剥ぐって、こういうこと?

いま、わたし、混乱しております。 生木を剥ぐ…だったのかしら。 生爪を剥ぐ…だったのか。 あれれ。 生木を裂いて、生爪を剥ぐだったような気がする。 師匠の彼から初めて電話があったのです。 「誰にもこんな相談できなくて、楓子さんにしてしまいました」 …

あたし、ばかになっちゃった!

わたし、ばかになっちゃいました。 気持ち良くて、ふわふわしていて、 感情が高まったときに、何かがなくなったんです。 なくなったら、わたし、自分が誰だかも忘れてしまって…。 そんな感じになったんです。 うーん。 お利口さんの壁があるんだとしたら、 …

女医さんの話

師匠から聞いた話です。 以前、師匠が女医さんだということは云いましたね。 師匠の親友の女医さんのお話です。 女医さんは母親も医者で、 二代に亘って街の医院の院長先生をしています。 診療科目の皮膚科泌尿器科も母親の代からの引継ぎです。 先日、性病…

縛られておしっこかけられて…

赤いビニールテープで後ろ手に縛られて、 足首もついでにテープでぐるぐる巻き。 その格好でバスタブに放り込まれて、 「騒ぐんじゃねーぞ」と普通なら恫喝されますが、 ここは優しい彼でした。 「いい。おしっこ、かけるよ」 わたしが心の準備をするまもな…

浴室緊縛プレイのその日…。

さあ、今日は彼の提案した緊縛プレイの日。 ウレシ、ハズカシのその前夜、 シャワーをあびていたら、 あらら、わたしのお股に赤い染みが。 なんだろ。昨日剃刀で毛を剃ったので 剃刀負けかな…とは思ったものの、 直感! あれっ、もしかしたら、これって。 良…

浴室での惨劇

なんだか気分が滅入っておりました。 文学的には木の芽時、とでもいうのでしょうか。 だから彼からの電話を無視しました。 電話に出なかったからか、 LINEが入りました。 提案でした。 珍しいことです。 彼が「こんなこと、しませんか」などと行ってくるのは…