犬を飼う
飼うって書きましたが、
わたしが犬を飼うということではありません。
もちろん、いまも飼ってはおりません。
先日、友人を訪ねたら、彼女小型犬を飼い始めていて、
そのワンちゃんがソファに座ったわたしにじゃれついてきて、
それで、わたしのふくらはぎを小さな前足で抱え込んで、
あらいやだ、
おまたを押し付けてくるんです。
「ダメよ‼ ○○ちゃん」と彼女は叱りますが、
叱っただけでは辞めません。
強引に引き離すしかありません。
「ごめんなさいね。まだまだこの子、こどもなのよ」
子供のころ、近くの公園で遊んでいたら、
一匹の犬がもう一匹の犬を後ろから抱えている光景を見たことがあります。
すると近くにいたおばさんが、手にしていたペットボトルの水をかけて
「おやめなさい」と叱責しておりました。
きっと飼い主だったのでしょう。
水をかけられた犬は、抱えていた犬から身を離し、別れようとするのですが、
お尻が離れないのです。
そのときは不思議な光景だなった思っていたのですが、
いまならわかります。
オスのペニスが膨らんでいて、メスのあそこから抜けないんですね。
わたし秘かに
(犬の亀頭はとっても大きく膨らむものだから、
ちゃんと射精しないと元のサイズに戻らない。
だから、しばらくはつながったままになるんだ)
と思っておりました。
そんな話がでたとき、
師匠が修正してくれました。
「楓子さん、それ、違うみたいよ」
どうやら犬の場合は人間と違って、
射精した後にペニスが膨らむらしいのです。
射精した精子が出てしまわないよう、しばらく蓋をする役目を
担うんでしょう、きっと。
どっちが正しいにしろ、
なんだか犬って、2度快感を味わえるのではないかしら。
と、ちょっぴり羨ましくもある話でした。