血の味…。
「楓子ちゃん、あなた、生理のときにするのって、好き?」
突然師匠からの質問です。
えっ、生理のときのセックスですか。
「わたし、こないだ、彼とホテルに入ったら、
(へんね)とも何とも感じなかったのに、
用心のためにいつもしているティッシュが、なんだかピンク色してるの。
(なんだろうね…)と考えてすぐに思いついたの。
(もしかして…生理!)
あなたはね楓子ちゃん、現役だからわからいなでしょうけど、
なくなってしまうと、忘れてしまうの。
昨年の夏よ、前にあったのは。
そのときでも、半年以上の間隔があったのだからさ」
久しぶりの生理。
ご無沙汰の生理。
それでも師匠は彼とした。
彼も毅然として入れ続けた。
いいな。
カップルの鑑ですね。
そんな話を聞いていたので、わたしも彼と試してみたのです。
「あ、始まったみたい」と声を上げました。
彼はすぐさま反応しました。
「どうするの。今日は、やめる?」
わたしは彼の眼を盗み見します。
「ううん、どっちでもいい。楓子に任せる」
「いやではないの?」
「それほど気にはならない。平然と中出しできるから、うれしいかも」
ということで、わたしたちも生理の日のセックスです。
普通の血液でも匂いがします。生理の血は鉄分の匂いがします。
当人がそう感じるのだから、彼は相当匂っているはずです。
それでも普通にやりました。
彼は念願かなってわたしの中に射精。
そのあと、ルーティンで、わたしは彼のペニスを口にふくみます。
精液の残り汁がにじみ出てきました。
そうして、彼のやわらかくなった性器にはわたしの血へばりがつき、
わたしはその自分の経血をなめたのです。
(こんなことをするなんて)
とは思いましたが、決して反省でも後悔でもありません。
身震いするような妙な気持ちなんです。
早速師匠に報告しよっと。