肌着を汚したら…

師匠から電話です。

最近覚えたLINEの音声通話です。

なんだか「もしもし」と云う声さえうれしそうです。

 

どうしたんですか。

何かあったんですか。

 

「へへっ」と少女のような笑いが返ってきます。

「汚しちゃったのよ、肌着」

 

あらっ。

こないだ話してくれた生理の続きかしら。

 

「そうなの。彼が出張から戻ってきたのでね、

ムリ云って時間作ってもらって、したの」

 

師匠の願望だった「血まみれセックス」ですね。

でも、大量の日はできなかったはずなのに。

 

「ダメもとよ。5日目だったから5日目で勝負したのよ」

 

なるほど。わたしの場合はせいぜいが4日で終わるから。

それで、どうでしたか大願成就は。

とりあえずお話を聞かなくては。

 

「彼、突然、顔をつけてきて、そのまま舌で…」

ま、お盛んなこと。

「あれっ、少し味がするって、云うの。

まさかね。それでもとりあえず、1週間ぶりだったから

覚えたての子供みたいに、せっせと動いてね。

それはそれは気持ち良かったのだけれどね」

 

そうでしょうね。けれどね、があるんですよね。

話が佳境に入るのはここからでかしら。

 

「身体を離した彼が、アッて云うの。

万一のために敷いたバスタオルに茶色い染みがついてたのよ」

 

つまり、師匠、まだ5日目で生理が続いていたのですか。

「そうみたいね」

すごい。師匠、素晴らしい。

女の鑑です。

羨ましいなあ…。

 

「楓子ちゃん、まだ続きがあるのよ。彼ったら、シャツを着たまましたのよ。

それで、今度はわたしが気がついたのだけど、

彼の肌シャツの裾が茶色なの…」

 

あらま、大変だ。

 

「そうでしょ。それでシャツを脱がせて、わたしが持って帰ったの。

彼、血のついたシャツなんて洗えないでしょ」

 

でも師匠、少ない血で良かったですね。

これが大量出血だったら、もう吉野家の「つゆだく」みたく、

真っ赤でぐっしょりの肌シャツをポリ袋に入れて持ち帰ることになったの

かもしれませんよ。

 

よかったよかった。