彼もあわてて病院に…

わたしが「ヘルペス」ならば、

パートナーの彼にだって、ヘルペスになっている。

普通、性病って、そう云うものだと思います。

 

でも、なんだか、うれしい。

鼻高々ですね。

わたしもいっぱしの「マンコ野郎」の仲間入り。

ていうか、野郎はおかしいですね。

 

性病に罹患する。

なんだかセックスマシーンを目指すものにとっては勲章みたいなものです。

と、わたしは思っていますが、この考えはおかしいですか。

 

で、恋人のわたしが診察に行ったのですから、

彼も今日、近くの病院に行きました。

女医さんです。

60位かな、と彼はいいます。

 

説明をすると

「じゃあ見せてもらおうかな」ということで

診察台に横になります。

看護師さんが、「下はズボンだけ脱いで

ここに横になってください。」

 

しばらくすると看護婦さんが来ました。

「パンツ、下げてください」

むき出しになった彼の下半身。

看護師さんは白い紙をおちんちんあたりに載せて

「先生もうすぐきますからね、しばらくお待ちください」

四角い紙を顔に載せたら死体だよな…と彼は思ったそうです。

(じゃあ、オレのちんちんは、死体なのか)

 

と、先生は電話が入って、なかなか来ない。

下半身むき出しだから、少し寒い。

 

やっと来て、

彼のおちんちんをつまんで、

「はあはあ、ここね」と付け根の陰毛あたりをまさぐりました。

ベニスをつかんで上から下までしっかりと観察して、

「竿には、ないわね」

 

ちんちんというか、竿を手から外さず

「あ、この赤いのね。ふんふん。もう××えんね」とかなんとか。

そうしてなおも観察を続けて「あ、こっちは治った跡がある」

 

ということで、どうやらヘルペスではないようでした。

それでも女医さんは彼のベニスから手を離さず、

「普通ヘルペスと云うのはね、赤くなって膨らんでいるのかどうか

よくわからない状態で、1週間ぐらいたつと小さな水泡ができるの。

1週間くらいなら薬もよく効くんだけれど、2週間くらいたって…」

 

延々とヘルペスの説明です。

「もしも竿のこのあたりにそういう違和感を感じたら」

と云いながら女医さんは彼のペニスのそのあたりをさすります。

「すぐに来てくださいね」

 

この説明は10分くらいでした。

その間、彼のペニスは女医さんの手のひらにありました。

 

で、塗り薬を貰い「1日1回、塗り込んでくださいね」

 

そうそう、彼は「絶対に書かないでくれ」というのですが、

このときあることがありました。

…どうしようかな、書こうかな。