栗の季節です。

栗きんとんの季節です。

 

わたしたちは、季節に敏感なので、

「そうだ。いまなら、栗ね」

と意思一致。

 

クリトリスに栗…

 

などとはしゃいでおりましたら、

師匠からこんな話を聞きました。

 

「栗の季節は、栗羊羹よ」

 

師匠は老舗好き。

栗羊羹なら「虎屋」というので、買い求めに出かけたそうです。

もちろん、あれにいれるなんて、いいません。

 

「じゃあ、栗、ください」

 

店員が「栗ですか」

はい、栗です。(くりって、クリトリスってことかしら…)

 

「どちらにしますか?」

 

えっ。

師匠は考えました

見透かされている。

前用なのか、後ろ用なのか。

つまりおマンコに使うのか、あるいはアナルに使うのか。

 

「こちらの一口サイズではご用意できません。

 いまなら、こちらの普通サイズになります」

 

師匠も混乱した。

ええっ、お客によってサイズが異なるのか。

わたしはSサイズではなく、Мサイズなのか…。

なんてことは考えないとおもうけれど。

 

店員は、太くて大きい普通の羊羹を示しました。

「こちらです」

 

ムリムリ。こんな太くて長いのは、とてもムリよ。

 

えっ、こっちの小さいのは、ないの。

あったじゃないの、この季節に。

師匠はすがります。

 

「はい。まだなんです。栗は十月一日からの発売になります」

 

九月中旬、いまだ栗と栗鼠の遊びはできないようですね。