バナナ、再び

スーパーで大きなバナナを見つけました。

前に使ったものよりも、5センチは大きそうです。

 

「これ、どうするの」と彼に聞かれました。

 

とうぜん、入れます。

入れて、輪切りにします。

前回のことが、たまたまでなかったということを

証明したいのです。

 

皮を剥いて、彼のオチンチンと比べます。

まだ勃起前の彼のオチンチンは、しなびて小ぶりです。

 

「大丈夫。大きくなったらあなたが勝ち」とわたし。

 

スキンでくるんで、ペペをつけて、

つるんと入れます。

 

わっ、冷たい❢

 

冷蔵庫に入れてあったのだから、冷たくて当然です。

 

グイと入れます。

奥まで入れます。

一度抜いて、彼が「ここまで」と

入った場所まで指で示してくれます。

 

わっ。

長い。

それだけ入ったんだ。

 

「あっ」と彼が声を上げました。

どうしたの?

「先端に血が付いている」

みると、ゴムの内側が少し茶色ばんでいます。

 

「それね。バナナの先端が少し傷んでいるだけのこと」

 

そうして再び挿入して、

わたしの腕の見せ所。

グイっと力を籠めて、

輪切りに…。

 

出してみましたが、

どこにも切れ目なし。

輪切りは、失敗でした。

 

抜いて、少しずつちぎりながら、

ふたりで食べました。

「なんだかあたたかいね」とわたしが云うと

「人肌だよ」と彼。

お酒でも「熱燗」があり「ぬる燗」があり、

「人肌」と云うのもある様なので、

人肌のバナナを彼と二人で、分け合っていただきました。