夢がかないました…。

わたしには夢がありました。

 

セックスで、こうなれたらいいな。

そんな夢です。

 

男の人ならば、小説でもいろいろ描かれておりますが、

女性の場合は、ちょっと具体性に欠けたりするのですが、

それでもわたしには

「いつの日か、こうなりたい」

そんな思いが心の奥に息をひそめて熱い鼓動を続けていたのです。

 

その原因の第一は、もしかしたらマイ電マかもしれません。

レビューを読んだら

「彼女をいかせるのにいつもなら10分かかったのに、

これを使ったら半分の時間になったし、指とか舌とかを

使わなくてよいので疲れ方がとんでもなく改善された」

などと書いてあるのです。

 

電マは、あの力強さがいいですね。

舌でなめられたり、

指を入れられてこすられるのも

良いのですが、

あの電マの力強い振動は半端ありません。

有無を言わせぬ愛撫です。

 

ただただ押し付けて震わせる。

あの非人道的な動きには、なすすべもありません。

 

昨日は、電マで何回行ったことでしょう。

しかし、最後のとどめは彼の自称「光秀の三本槍」の突きでした。

 

彼が突く。

わたしが、行く。

彼が突く、わたしが行く。

彼が突く、わたしが行く、彼が突く、わたしが行く。

彼が突くわたしが行く彼が突くわたしが行く彼が突くわたしが行く。

 

突く行く突く行く突く行く突く行く突く行く突く行く…。

まるでツクツクボウシです。

 

「もうだめ、死んじゃう」

とわたしは何度目かの哀願をします。

彼はやっと10回目でこう云いました。

「あと4回行こう」

 

突く、行く。

残り3回。

 

突く行く、残り2回。

突く行く残り1回。

突く行く…。

 

そのまま二人とも爆睡です。

まるで燃料切れになったレーシングカーのようにスピードコースの路上で

立往生。

 

したいだけ、する。

行きたいだけ、行く。

 

わたしの夢でした。

はあっ。こういうことだったのか。

とっても素敵でした。

 

目覚めたとき、きっと声が嗄れている。

そう思っておりました。

でも、声は普通でした。

普通に彼を見上げて、彼に抱きしめられて、

わたし、本当に夢の中にいるようでした。

 

そうなんです。

わたしが夢見たセックスは

「好きな人と、思い切り愛し合えること」

そうして「どこまでも行きまくること」

そのあとは「快楽の波に身を任せること」。

 

もう、いつ死んでも構いません。

後悔することは、ひとつもないのだから。