えっ、なにこれっ。わたしのあそこ…なの?

またがって、押し付けて、

彼がコピーボタンを、ポン。

 

いたって簡単。

しばらくすると、

ほとんどなんだかわからない印刷物が

コピー機からはじき出されます。

 

なあに、これっ?

 

ぱっと見、分かりません。

でも本当は知ってます。

コピー機のガラス面にお股を押し付けたんだから、

映っているのはわたしのおマンコです。

分かっているけど、

「なあに、これっ⁇」

 

明太子が二つ並んでいて、そのあいだに

ヒラメのエンガワが挿まれている。

そんな感じ。

 

もう一枚は、彼の細い繊細な指先が鮮明に写っています。

人差し指と中指でVサインをしているようですが、

指の間にはさやえんどうのような豆が一粒…。

 

クリトリスではありません。

小陰唇か、尿管でしょうね。

これも、わたしならわかります。

分かってしまうととってもいやらしい。

 

隠微なコピー。

 

少しだけ韻を踏んでみました。

 

「こんどはさ、やる前に一枚。

やった後に一枚。

毎回コピーして残すことにしようか。

回数を追って、どれだけマンコが成長するか。

その記録になるからさ」

 

彼は本気みたいです。

でも、コピーのガラス面に、

わたしの体液がべっとりと残るような気がして、

あんまり気は進みません。