ケチャップをつけたフランクフルト

せっかく彼とのデートの日、

朝、あれっと思ったら、

当たり。

 

生理だった。

 

まだ大丈夫だから、

もうすぐだから、

今日ならば中出しも大丈夫…。

 

などと喜んでいたのに、残念です。

 

生理の時に

「むらむらして、やりたくてたまらない」

と云う女性もいるようですが、

少なくともわたしの周りには、いない。

 

汚い。

臭い。

不衛生。

雑菌が入るかも。

 

わたしも、こっち派でした。

 

でも気になったので彼に聞くと

えっ、です。

目が点です。

 

「昔、よくやったよ」というのです。

だって、中だししても妊娠しないし。

それは正論ですが。

 

「だってさ、もうすぐ始まると云うのなら、

パッコンパッコンしている最中に刺激で始まるってこと、あるでしょ」

 

云われてみれば、そうなんだけど。

「じゃあさ、そういう経験あるの」と聞くと

「あるさ。なんどもとは云わないけど、一回ではないよ」

 

「じゃあ、今日もできる」

わたしも勢いです。

 

少し考えてから彼は云いました。

「できない。一度試したときに、

ベッドに広がった血の匂いに神経が折れた。

勃起していたおちんちかが萎えた。

それからは

血の匂いのことを想像するだけで、萎えてしまう」

 

つまり今日、彼はできない。

わたしにもやるだけの勇気がないし、踏ん切りもない。

でも、彼がやれたんだから、わたしだって気持ちが切り替われば

できるということだ。

 

で、やってる光景を想像したら思わず笑えてきた。

「どうしたの。なにがおかしいの」と彼。

だって、まるでケチャップのピンに

フランクフルトを突っ込んだみたいじゃないの。

 

そう思って笑ったのだけれど、そんなこと彼には云えません。

云おうものなら、

「じゃあ、そのケチャップつけたフランクフルトを君はなめるんだぜ」

そんな要求が返ってきそうです。

 

でも、近々整理のエッチにも挑戦しなくては

と思いました。

「そうだね。終わり際にならなめてあげよう。

多かったらストローで吸うことにする」

バカじゃないかしら、ストローで生理の血を吸うんだなんて。

変態吸血鬼みたいじゃないのさ。

 

昨日、このことを師匠に報告したら、

「わたしは、とっくに上がっているから気にしないの。

まだ月経があるだけあなたは幸せよ」と激励されました。